つわりの始まる時期と終わる時期
つわりは、妊娠5週(妊娠2ヶ月の2週目)頃から始まり、妊娠16週(妊娠5ヶ月の1週目)頃に治まるのが標準とされています。約12週間にもわたって不快な日々が続くことになります。ただし、これはあくまでも限られた臨床実績から得られたひとつの目安に過ぎません。実際のつわりの期間にはかなり個人差があり、つわりが始まらない人もいれば、妊娠3ヶ月で終わる人もあり、中には出産まで続く人さえいます。
ある機関の調査によると、つわりの始まった時期でもっとも多かったのが妊娠4週から5週(妊娠2ヶ月の前半)で全体の約60パーセントを占め、次が妊娠6週から7週(妊娠2ヶ月の後半)で全体の約25パーセントでした。ほとんどの人が妊娠2ヶ月からつわりが始まったと答えています。ちなみに、中には妊娠3週まで(妊娠1ヶ月)に始まったと答えている人も数パーセントいました。医師によれば、このようなことは「あり得ないこと」だそうです。つわりには精神的な影響も多分にあると言われていますから、単純に生理的な現象として割り切れないものなのでしょう。
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一方、同じ調査でつわりが終わった時期については、妊娠16週から17週(妊娠5ヶ月の前半)がもっとも多く、全体の30パーセント近くを占め、次に多かったのが妊娠14週から15週(妊娠4ヶ月の後半)でした。やはり、標準的な期間につわりを経験した人が多いようです。しかし、つわりが終わった時期の第3位は、意外にも妊娠36週から出産までの期間で、実に15パーセント近くを占めています。おそらくこれは、医師の見解ではつわりに含まれないのでしょうが、つわりと同様の不快感を出産時期まで持ち続けた人が少なからずいたことは確かです。
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