つわりの症状
つわりの症状は、人によって千差万別です。毎日つらい思いをする人もいれば、まったくつわりが出ない人もいます。早朝の空腹時が一番つらいとよく言われますが、そういう人ばかりではないようです。食べ物の嗜好が変わったり、食欲がいつになく旺盛になったりして、自分の体の変化が大いに気になります。しかし、つわりは病気ではありません。あまり気にせず、赤ちゃんの成長と自分の健康のために、食事でしっかり栄養を摂りましょう。病気ではないのに“症状”と呼ぶのも変ですが、つわりの時期の体や嗜好の変化について、よくある例をいくつか紹介しましょう。
スポンサードリンク
■ムカムカがつづき、何度も吐き気がします。…………ムカムカや吐き気がするからといって、いつも空腹状態にしておくと、返って吐き気を助長します。それに、空腹状態が長くつづくと、げっそりしてしまい、気分的にも良くありません。クッキーやビスケットなど高脂肪ではないものを、いつでも軽くつまめるようにしておくといいでしょう。
■においに敏感になります。…………ご飯や革製品の匂い、化粧品やお酒の香りなど、普段はさほど気にならなかったにおいが、とても鼻に付くという感じに。それが吐き気の引き金になったりしますから、においへの執着心は捨てた方がいいです。
■好きだった食べ物が嫌いになります。…………妊娠したときの味覚の変化はよく見られます。出産を終えると味覚は元に戻りますから、心配はいりません。
■同じものばかり食べてしまいます。…………極端な偏食になったり、食べたいと思ったものを過食したりすることがあります。栄養バランスを保つこと、消化器系に過度の負担をかけないことにも配慮してください。
■毎日だるくて眠気がとれません。…………こういうときは、睡眠不足や眠りが浅いことだけでなく、栄養不足が最も心配です。毎日きまった時間にきちんと食事をして生活のリズムを保つこと、一日当たりの栄養摂取で過不足のない食事を心がけることなどに気をつけましょう。
サイト内関連記事
- つわりの始まる時期と終わる時期
- つわりは、妊娠5週(妊娠2ヶ月の2週目)頃から始まり、妊娠16週(妊娠5ヶ月の1......
- つわりのピークは?
- つわりのピークについては、妊娠10週から12週(妊娠3ヶ月の後半から4ヶ月の1週......
- つわりと流産
- つわりの時期である妊娠初期(妊娠15週まで)は、染色体異常や細菌性の炎症(絨毛膜......